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半切軸「白居易詩 -吴宮辞-」
¥45,000
■作品名 白居易詩 -- ※1点もの ■制作年 2022年(日本の書展 出品作)27歳 ■技法と素材 ・兼毫筆、中濃墨、画仙紙 ・白居易の詩を傅山書法の雰囲気を借りて行草書で ■作品のコンセプト この詩は、呉の宮廷の華やかさと静寂、美しい女性たちの姿を描きながらも、 人々の間にある公平さや嫉妬の無さを表現しています。 傅山書法を借りながら、詩の風情にあわせた切れのある澄んだ線質で、 黒白のコントラストがはっきりとした作品に仕上げました。 表具は美しい女性たちの肌のように銀雪色の織りで、光のあたり具合とともに表情を変えてくれます。 (釈文) 一入吴王殿,无人睹翠娥。 楼高时见舞,宫静夜闻歌。 半露胸如雪,斜回脸似波。 妍媸各有分,谁敢妒恩多。 (書き下し) 一たび呉王の殿に入るも、翠娥を見る者無し。 楼高くして時に舞を見、宮静かにして夜に歌を聞く。 半ば胸を露わにして雪のごとく、斜めに顔を回して波のごとし。 妍媸各おの分有り、誰か敢えて恩の多きを妬まんや。 (訳) 一度呉王の宮殿に入ると、美しい女性(翠娥)を見ることはできない。 高い楼閣では時折舞う姿が見え、宮殿は静かで夜には歌声が聞こえる。 半ば露わになった胸は雪のように白く、斜めに振り返る顔は波のように美しい。 美しい者もそうでない者もそれぞれの役割があり、誰もが他人の恩恵を妬むことはしない。 ■作品サイズ 作品寸法:1340mm×330mm 軸寸法:1890mm×450mm(軸部分の幅:510mm) ■メンテナンス方法 直射日光、高温多湿を避け、カビや虫害を防ぐために定期的に風を通してください。 定期的に柔らかい布等で埃を落とし、シミ、カビ、虫食いなどがないか点検してください。 ■配送について 送料無料(出品者負担) 緩衝材に包み、大切にお届けいたします。 ■購入にあたるお願い・注意事項 商品に欠陥がある場合をのぞき、基本的には返品には応じません。 ■問い合わせ先 商品について気になられることがございましたら、質問ボタン、またはトップページの「CONTACT」より、お気軽にご連絡ください。
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半切軸「吳激詩 -述懷-」
¥45,000
■作品名 吳激詩 -述懷- ※1点もの ■制作年 2023年(日本の書展 出品作) 伴心義 28歳 ■技法と素材 ・兼毫筆、中濃墨、画仙紙 ・吳激の詩を傅山書法の雰囲気を借りて行草書で ■作品のコンセプト 述懐 - 過去の出来事や感情、思い出などを述べる 傅山書法を借りながら、柔らかく素朴な風情で仕上げました。 表具は美しい織りの布で、光のあたり具合で表情を変えてくれます。 (釈文) 旅食空弾鋏、帰休合挂冠。 煙塵楡塞遠、風雨麥秋寒。 巢燕長如客、鳴蛙不属官。 柴門江張到、落日下漁竿。 (書き下し) 旅食は空しく弾鋏し(断つ)、帰休して冠を挂(か)け合(あわ)す。 煙塵は楡塞(ゆさい)遠く、風雨は麦秋(ばくしゅう)寒し。 巣の燕は長く客の如く、鳴く蛙は官に属せず。 柴門(さいもん)は江張に到り、落日(らくじつ)は漁竿(ぎょかん)を下(おろ)す。 (訳) 旅先での食事は空しく、生活の苦労を断ち切り、帰郷して休息し、官職から退いて冠を掛ける。 戦乱の煙は遠く楡塞に及び、風雨は麦の実る秋に寒さをもたらす。 燕は巣にいながらもずっと客のようであり、鳴く蛙は官職に属さない自由な存在である。 柴で作った門は江張に到り、夕日は漁師が竿を下ろす時を示す。 ■作品サイズ 作品寸法:1340mm×330mm 軸寸法:1890mm×450mm(軸部分の幅:510mm) ■メンテナンス方法 直射日光、高温多湿を避け、カビや虫害を防ぐために定期的に風を通してください。 定期的に柔らかい布等で埃を落とし、シミ、カビ、虫食いなどがないか点検してください。 ■配送について 送料無料(出品者負担) 緩衝材に包み、大切にお届けいたします。 ■購入にあたるお願い・注意事項 商品に欠陥がある場合をのぞき、基本的には返品には応じません。 ■問い合わせ先 商品について気になられることがございましたら、「質問」ボタン、またはトップページの「CONTACT」より、お気軽にご連絡ください。